【映画】インシテミル 7日間のデス・ゲーム【感想】

評価が低かったのであまり期待してなかった。実際観てみるとなんで評価低かったのかがきちんと分かる。監督がリングの中田秀夫監督なだけあって質感は最高。異様な空間作り、演出や雰囲気は抜群。特にガードと呼ばれている機械。(と称するのかは分からない・・・ロボット?)序盤、天井に吊るされたような状態で登場。見た目もガラージュ(三大奇ゲーのうちの一つ)を彷彿とさせる異形らしさ。音楽も良かったし背景美術も良かったしキャスティングや演技力も申し分ない。ダメなのは脚本だけ!

 

原作未読なので比較することが出来ないがまず殺し方が雑。デスゲームなので当然人が死ぬわけ。バッサバッサと。が、この映画、リメイク版CUBEと一緒で逃げられるはずなのに棒立ち。恐怖で足が動かないと捉えることもできるがその前提にするわりには心理描写、緊迫感の作りがお粗末。小説だと読者のペースで展開を進めることができるけど映像だと間の取り方が難しそう。にしても殺し、殺されるまでがちょっと長い。なんかもっと足掻いたりしろ。

その2、推理パートが雑。警察でも国立大学卒でもないごく普通の一般人が探偵をするわけだから高度なものでないのは当たり前だけど、それでもそのチープさはないわ・・・(´Д`)という感じ。アリバイとか聞け。

 

P.S 石原さとみの叫び声が良かった(*´ω`)