【七つの大罪】セブン【感想】

救世主気取り、ただの気取りにしか感じられないが・・・。他者と自分との境界線が曖昧になった結果。

 

まあ犯人の思想哲学は置いておいて、ああいうアートな猟奇殺人は好きだ。ミュージアム然り。現実とフィクションは全くの別物だという前提の上、幼女樹脂詰め殺人という言葉がもう素敵だね。セブンでは日本では考えられない凄まじいデブが序盤いきなり出てくるのでアメリカンを感じてとても良かった。あそこまで平均の範疇から外れていると反って不気味だ。こういう映画は大抵雨が降っていて日照時間がとても短いのでイギリスが舞台なのかな?と考えたり。サスペンス映画は雨が降るお決まり。雨が降っているから鬱陶しそうだ。

もう少し盛り上がる終わり方をすると思ったら案外後味がわるくスーッと終わったのでうーん終わりかあ、終わりかあー、と思った。それがリアリティなのかね。どっちみちあまり好きな映画ではなかった。